特集Special feature
まるでタイムスリップ!~磯子の丘に眠る歴史 三殿台遺跡を訪ねて~
磯子区に約4500年前から人々が暮らしていたムラの跡地があることをご存じですか?
磯子区岡村の標高55.1mの丘の上に所在する三殿台遺跡。

入り口を入り、駐車場を抜けると、見渡す限りの草原!
約10000㎡ある丘の上全体に緑が広がっています。そして芝生の下には住居跡がそのまま眠っているのです。
入って左手すぐには展示室があります。
展示室内には…

出土した土器や石器の展示が並んでいます。小さい展示室ながらも内容は濃厚!

大迫力!壁一面に本物の貝塚が貼られています。

近くで見ると、土器や貝殻が埋まっているのがわかります🐚

当時身に付けていた耳飾りや首飾りも展示されていました。

展示室内ではオリジナルグッズも販売中。自宅で勾玉を作れるキットもあります。

100円で缶バッジを購入しました!土器が歌っている姿がキュート♪
三殿台遺跡の目玉はなんといっても復元された住居。
縄文・弥生・古墳時代の竪穴式住居がそれぞれ再現されていて、実際に中に入ることができ、まるで古代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。

近くに行ってみると、まずその大きさにビックリ!迫力満点です!

中に入ってみると、想像以上に広い!天井は3メートルくらいありそうです。
広い敷地の真ん中には「住居保護棟」という施設があります。
芝生の下に眠っている住居跡地をそのままの状態で見ることができるのです。

本当にここに人が住んでいたんだな~と実感させられます。
勾玉作り、土器・土偶作りなどなど三殿台遺跡では数多くの体験イベントを行っています。
今回は弓矢体験と火起こし体験に挑戦しました!
標的はハリボテのいのしし🐗果たして仕留められるのか…。


簡単そうに見えて難しい!いのししまでは仕留められず…。見事にハマり、何度も挑戦しました!
火起こし体験は、古代日本で使われていた「まいぎり式」で行いました。
棒を垂直に立てて高速で回転させることで摩擦熱を生み出し、火種を作る火起こしの方法です。
キャンプなどで体験したことのある方もいらっしゃるのでは?

1.錐棒(火切り弓)を受け木(火切り臼)に垂直に立てて…

2.紐を使って錐棒を高速で回転させます。これが意外と難しい💦

だんだん煙が出てきます。

3.摩擦によって受け木に火種(黒く焦げた粉と煙)ができました。

4.火口に火種を移し、空気を加えて炎に育てる🔥
びっくりして思わず目をつぶってしまいました。
火種ができて、炎になった瞬間の感動は格別です!
他にも、たくさんの貴重な体験を行っているので、ぜひ参加してみてくださいね。

今回案内してくださったのは、館長の橋本さんです。ありがとうございました!
この秋、三殿台遺跡には、家族みんなで楽しく古代の技術と文化に触れることができる体験が待っています。秋の思い出づくりに、ぜひご家族でお出かけください!
子どもも大人も、歴史好きもそうじゃない方も、ワクワクがたくさん詰まったスポットです!
【開館時間】9:00~17:00(10~3月は~16:00)
【休館日】月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始(12/28~1/4)
【入場料】無料
【問い合わせ】磯子区岡村4-11-22 TEL:761-4571 FAX:761-4603
(更新:2025年10月30日)

